AJBジュエリーバッグ®協会のサイトがリニューアルされました。
リニューアル後は、みなさまに楽しんでいただけるサイトを目指し発信していきます。
最初の取り組みとして、当面は毎週水曜日に「公認ライセンス作品」と
考案者の先生方のご紹介をしていきます。
それに先駆け、代表の三浦紀子先生に「公認ライセンス作品」について伺いました。

くれや(以下K）:今日は「公認ライセンス作品」とその制度についての想いなどをお聞かせください。
まず「公認ライセンス制度」とは、どんな制度ですか？

三浦紀子代表（以下N）:講師のオリジナルデザインのバッグの中で、協会の審査に合格した作品です。
レッスン受講後に、受講生からデザイン考案者の講師に「ライセンス申請」を行い
所定の価格を支払うことで、そのデザインのバッグのレッスンや販売が可能になります。

K:考案者にデザイン使用料をお支払いするわけですね。
そもそも、この制度が始まったきっかけや経緯について教えていただけますか。

N：AJBジュエリーバッグ®協会（以下AJB）には、AJBには優秀な講師が数多く在籍されていて
みなさまが生み出されたハイセンスで素敵な作品が数多くあります。
講師の皆様が次々と新しいデザインを考案され、デザイン力があること、
動きがあることがAJBの大きな特徴の一つです。

K:AJBは代表一人が頑張る場ではなく、才能を持つ人がその才能を発揮できる場なのですね。

N：そうですね。
素敵な作品を生み出してくれるみなさまへの感謝と敬意が「公認ライセンス制度」です。
モチベーションを保ち、もっと素敵な作品を作ろう！と思ってもらえるために
何かしらの形で表せないかと、常に考えていました。

K:そういう想いから始まったのですね。

N：AJBでは講師養成コースを修了していただくと、講師として人に教える活動と、
作ったものを販売するという活動が可能になりますが、レッスンや販売が得意な方ばかりではありません。
レッスンや販売には、集客や魅力的な見せ方・広め方が必要ですが
そういうことが苦手な方や、地理的なこと、ご家庭の事情などで思うようにレッスンができない方もいて
でもそんな中に、素晴らしいアイデアや知識、技術を持っている方が多数いらっしゃいます。
そういう方が、レッスンや販売以外でも活躍できる道としても、公認ライセンス制度があります。

K：なるほど。講師資格を取得した後は、その人に合った様々な形で活躍できるのですね。
現在、AJBにはたくさんの公認ライセンス作品がありますが、
公認ライセンスとして認定する際のポイントなど教えていただけますか？

N:AJBのイメージに合うかどうかが、まず大事なポイントです。
申請時に作品を提出していただきますが、少し手を加えれば可能性があるデザインであれば、その点をお伝えして改良していただき認定することも多いですね。

K：AJBのイメージに合うもの以外には、どういうポイントを見てらっしゃいますか？

N：ほかの講師の方がレッスンしやすいかどうかも大切なポイントですね。
作り方だけではなく、材料が入手しやすいものか、価格的にはどうかなども判断基準です。
講師側が教えやすいということは、生徒さんも受講しやすいということですから。

K：教えやすいというのは、簡単に作れるという意味ですか？

N：単に簡単なものというわけではありません。
技術的に簡単なものから、技術力が必要なものまで、ざまざまなレベルのバッグが揃っています。
ただ難解で作りにくいものはNGですが、講師の技術力が磨けスキルアップになる作品も必要です。
様々なレベルのバッグがあり受ける側の方に選んでいただけることを意識しています。

K：確かにそうですね！技術力が磨かれるものもありますね。

N：「誰でも作れそうな、簡単なものなのは公認ライセンスに認めないでください」
というクレームをいただいたことがあります。
そのクレームから「公認ライセンスは難しいものなんだ」という認識が広まっているのだと気づきました。
技術的には簡単でも、ちょっとしたアイデアで素敵な作品に仕上がることがあります。
その「ちょっとした」ことに気づくことができることも、とても素晴らしいことです。

K:なるほど、デザイン力のみならず、、、ですね。
最後に公認ライセンス取得を目指す方にアドバイスを頂けますか？

N：先ほどもお話した通り、選考基準は難易度ではありません。
大作・難しいもの・見たこともない金具を使うなど、そういう方向に偏ったこともありましたが
今一度、認定コースに立ち戻って考えてみてください。
認定コースで得た技術とシンプルな材料だけでも、アイデア次第で素敵な作品ができます。
難易度でなくニーズやターゲットを意識して選んでいます。
例えば、認定講師になったばかりの方が取得しやすいものや、体験レッスン向きの作品などもいいと思います。
見た目の素敵さ、レッスン提供のしやすさ、使用材料の入手が容易かどうかなども含め、
様々な視点から総合的に選考していますので「こんなの簡単だから」と思わず、チャレンジしてみてください。

K:素敵な公認ライセンス作品が、もっともっと増えていくことを期待してます！

（インタビューと文：くれや萌絵）