AJBジュエリーバッグ®協会には「公認ライセンス制度」がございます。
先日、当協会代表のNorico先生に、公認ライセンス制度を始めた経緯についてお話をお聞きしました。

⇒Norico先生インタビュー　「公認ライセンス制度について」）

今では手作り業界でよくある制度ですが、当協会がはじまりなのだそうです。

「公認ライセンス作品」と作品を生みだされた考案者の先生方へのインタビューを行い
1作品ずつご紹介していきます。

第１回目は、公認ライセンス作品「Quartette」をご紹介させていただきます。

くれや（以下K）：現在のご活動は、どのようなスタイルですか？

考案者O先生（以下O）：あまり積極的に活動しているわけではないんです。
お友達や、お友達のご紹介のみレッスンに来ていただいてます。

K：先生のデザインでは「Quartette」と「Diagonal」が公認ライセンス作品ですし
そのほかにもオリジナルのデザインの素敵なバッグをInstagramで拝見しておりますが
生徒さんが作られるのは、どんなバッグが多いのでしょうか？

O：その方が欲しいと思うバッグを作っていただいてます。

K：オリジナルで作るということですか？

O：そうですね、ご要望をお聞きして、オリジナルで作っていただきます。

K：今まさに「これが欲しい」バッグが手に入るんですね！
今日は「Quartette」についてお話をお聞きしたいのですが
「Quartette」が生まれるきっかけなどを教えていただけますか？

O：まず横長のバッグで、下（底の近く）から持ち手がついてると可愛いんじゃない？
という所から始まりました。

K：「Quartette」の持ち手、印象的ですよね！
四つ編みに編んだテープがバッグ本体についてますが、その手法にはすぐにたどり着かれましたか？

O：いいえ、最初は別の方法でやっていました。
試行錯誤した結果、最終的に今の方法になりました。

K：デザインを思いついても、前提条件があるので、想い通りに作るのは大変なご苦労ですよね。

O：そうですね、、、試行錯誤した結果、作品として出せないものも多いですね。
作りかけのものも山ほどありますよ。笑
「Quartette」もサンプルをいくつも作り、ようやく作品になりました。

K：「Quartette」で工夫された点はどこでしょうか？

O：「Quartette」はネットとネットを繋ぐ手法を使っていないんです。
ネットを繋がず形にしていくところが、工夫した点の一つです。

K：繋ぐ工程がないんですね。
それはいいですね、作りやすさも重要ポイントですものね！
横長で下（底に近い部分）から持ち手がついているというデザインの他に
こだわったポイントはありますか？

O：内蓋をつけているので、バッグの中が見えない仕様になってます。

K：蓋がないバッグだと、中が見えて気になることありますものね。
特に込み合ってる電車に乗る場合など・・・

O：作りやすさだけでなく、使いやすさを大事にしています。
バッグはデイリーに使うアイテムですから。

K：はい、使いやすいものが嬉しいです！
その上に作りやすく可愛いなんて、教えていただく側は嬉しいことづくめです。

「Quartette」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

カルテットは
一昨年、米倉涼子さんのCMで提供させていただきましたこともあり、
私にとっても大変思い入れのある作品の一つです。

認定講師講座で学ぶ基本的技術と、プラスαの技術で作る事ができる為、
ジュエリーバッグ® 初心者の方や、講師に成り立ての方のスキルアップに大変向いていると思います。

インタビュー後記）
お子さんが産まれるまでは、ビーズ作家としてご活躍されいていた
O先生ならではのモノづくりに対するこだわりから生まれた、魅力的な「カルテット」
「その方が持ちたいバッグを作っていただく」のもartisanぽい印象です。
レッスンのペースも、現在のご自分にとってベストなペースでされているところも
素敵だなと思います。

もう一つの公認ライセンス作品「ディアゴナル」についてのお話もお聞きしているので
ご期待ください！
お写真を見ただけではわからない「技」ありバッグです。
（インタビューと文：くれや萌絵）