毎週水曜日恒例の公認ライセンス作品のご紹介

⇒Norico先生インタビュー「公認ライセンス制度について」

38回目は「KALEIDO/カレイド」です。

インタビュアーくれや（以下K):Y先生のライセンス作品、3作品目のご紹介です。
今回は「KALEIDO/カレイド」キラキラ輝くバッグですね。

考案者Y先生（以下Y)：万華鏡の「カレイドスコープ」からネーミングしました。
「KALEIDO」は古代ギリシャ語で「美しい」という意味合いだそうです。

K:万華鏡から・・・素敵なネーミングですね。

Y:バッグの名前を考えるのは楽しいのですが、結構苦労しました。笑

K:一度付けたら変更も難しいので、慎重になりますよね。
カレイドのこだわりはどこでしょうか？

Y:底はルバンと同じく、ネットが見えにくい工夫をしていますが
ルバンとは違う編み方です。

K:では、また新しい技術（編み方）を習得できますね。
その他には？

Y:バッグを編む工程で、カーブの部分はどうしても穴が開いてしまうんです。
が、穴が開かないようにちょっと面白い工夫をしています。

K:そうそう、カレイドは1.5ミリのテープで編むんですよね？

Y:そうです、3㎜テープでは太すぎて、こういう編み方は難しいので・・・

K:1.5ミリテープならではの繊細さでなんですね。

Y:そうなんです。1.5ミリテープの編み付け作品が、今までにないものだと思います。

K:そういえば先生のライセンス作品は、全て編み付け作品ですね。

Y:はい、カレイドは1.5ミリテープで作りましたが
テープ以外の素材の使用がOKになって、とても作りやすくなりました。
どちらかというと、異素材系が得意です。

K:作品を考案されるときに、気をつけていることはありますか？

Y:そうですね、、、ネット、素材、持ち手などトータルで完成されるものなので
全体的なイメージを統一するように気をつけています。

K:ルバンの持ち手はリボン、カレイドはアイアンの持ち手で
どちらも作品の良さを引き立てるチョイスですね！

「KALEIDO」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

1.5mmラメルヘンテープの特性を活かした、繊細で透明感のある作品で、
機械編みのような整列された美しい編み地からは、完成度の高さを感じます。

繊細さは時に、〝作る〟ことを目的として作品を見た際には、
とても難しそうな印象を受けますが、「編みつけ」は、編み物とは違い、
土台となるネットがあることで、それがガイドのような役割となり、
初めての方でもスムーズに作ることが可能です。
更には、ネットがあることで仕上がりにバラツキも出にくく、
作品のクオリティから作り手の経験値を感じることはありません。

ラメルヘンテープの素材を活かすデザインや使い方は、
その特性をよく知るジュエリーバッグ認定講師だからこそ生み出せる作品だと思います。
ジュエリーバッグの原点とも言えるラメルヘンテープを使用したバッグこそ、
これからの季節にお楽しみいただきたいです♪