毎週水曜日恒例の公認ライセンス作品のご紹介

⇒Norico先生インタビュー「公認ライセンス制度について」

8回目は「LiLibet/リリベット」です。

(手前はリリベットトートタイプ）

インタビュアー・くれや（以下：K）「これ一体どうやって作るの？」始めてみた時に
きっと誰もがそう思うバックを考案されるI先生に今日はお話をお伺いします。
リリベットは誰もが認める素晴らしい作品だと思いますが、作品になるまでの経緯をお聞かせください。

考案者・I先生（以下I)：ヘンリーボーンのカゴバックを作りたいと思ったのが、そもそもの発端です。
ネットとテープで作りたいなと。
テープを斜めに通していく方法ではどうしても隙間が空いてしまうので
どうすれば想い通りの作品ができるかな・・・と考えていました。

K：四角い枠のネットに斜めに通すと、必然的に隙間が空きますよね。
で、ネットを斜めにカットするという画期的な方法はどんなタイミングで思いつかれたんですか？

I：ある日歩いているときに、ふとひらめいたんです。
ネットを斜めにカットすればいいんだと。

K：歩いている時ですか・・・そこからのプロセスは？

I：斜めにカットするならこうだよね・・・とネットを斜めにカットして組み立てたら
リリベットのLサイズになったんです。
なんとなくできちゃったんです。

K：なんとなくカットしたら、そうなったんですか？
リリベットのネットカットも組み立ても、けっこう複雑だと思いますが・・・
すごいとしか言いようがありません。笑
それですぐにライセンス作品に？

I：いいえ、一年ぐらい家の隅っこで物入れになていました。
もちろんライセンス作品に！とも考えていませんでした。

K：一年も物入れに！
それがどんなきっかけでライセンス作品に？

I：本部で先行レッスンがあった時に、
同じレッスンに参加される、私のの指導講師であるM先生に
作品を見てもらいたくて、本部レッスンにリリベットを持って行きました。
実はずっと持ち手を付けず放置していたので
行きの新幹線で、ナスカンで持ち手をつけて完成したんです。
本部レッスンでNorico先生が見てくださってライセンスに作品に決まりました。

K：斜めカット以外にリリベットならではのこだわりはありますか？

I：あえてネットも見せるというか、ネットも含めた模様でしょうか・・・

K：凝りに凝った作品ですが、さらっとできちゃった感じで
苦労話とかお聞きできないのが残念です。笑

I：作品は何となくできましたが、レシピ作成はとても大変でした。
みなさんにわかるように、どう表現していいかわからず。
そんなにレッスンもしていなかったので、レッスンも難しかったです。
苦手分野です。

K：ネットカットと組み立ての時点で「難しい！」って感じてしまって
テープを通すのも一部変則的になるので、頭がこんがらがりました。
でも、パターンが理解できるとと、そう難しくはないですよね。
ところでリリベットはMサイズ、Lサイズの2つのサイズがありますが
その後、縦横の比率が違うトートタイプも加わりましたね。

I：はい、以前からのリリベットと、トートがあります。
どちらか作っていただけますと、ライセンス申請していただけます。

K：次回はまたまた「どうやって作るの？」と、きっと多くの方が思ってらっしゃる
ソフィーのお話をお聞かせくださいね。

「LiLibet」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

AJB史上最難度に見える方もいらっしゃるかもしれません(笑)が！！
見ていただいた通りの規則的な法則ですので、一度パターンを覚えると、
あとは流れるように作り上げることができます。
プロセスのワクワクと完成後の痛快さ。3こ連続で作製した私が証明ですっ！！