週水曜日恒例の公認ライセンス作品のご紹介

⇒Norico先生インタビュー「公認ライセンス制度について」

12回目は「Kerry Fur Bag/ケリーファーバッグ」です。

インタビュアーくれや（以下K）：今回はファーがとってもかわいい「Kerry Fur Bag/ケリーファーバッグ」
についてお話をお聞かせください。
今までに「Kerry de Kelly」「DAISYMIU」についてお話をお伺いしましたが、
ケリーファーバッグが一番初めに出来た作品でしたよね？

考案者N先生（以下N）：はい、そうです。
テープを使って作るジュエリーバッグは、どうしても夏のイメージが強かったんです。
テープの色数も今ほど多くはなかったですし。
どうにか冬でも持てるバッグが作れないかな・・・と考えていました。

K:ではファーを使ったバッグは協会初だったんですね。

N：はい、初めてファーを使ったバッグです。
ネットを小さくカットしたものを持って、使える素材を探しに手芸屋さんを訪ね歩きました。
ある手芸店でケリーファーバッグに使用しているファーを見つけました。
「そうだ！こうすれば使える！」とひらめきました。

K:ケリーファーバッグの特徴的な技法ですね。
特に難しいことではなく、教えてもらえば「なるほど」ですが、
最初に思いつかれるのは素晴らしいでことですね。
ところで、ケリーファーバッグはリボン使いがとても可愛いですが
リボンを使わないと、とてもシンプルなバッグですね。

N:そうですね、リボンがある・ないだけではなく
ファーのボリューム次第で、可愛くもなりますし、クールな印象にもなるんですよ。

K:ファーの色もたくさん選べるので、例えば黒で作ると高級感もありますね！
N先生にとって初めての公認ライセンス作品ですすし、やはり想い出深い作品ですよね。

N：そうですね、、、東京の講師の皆さんから「教えてほしい」とお声をいただき
東京レッスンにも行きました。
その時にNorico先生から「公認ライセンス」の打診がありました。

K:公認ライセンス制度のきっかけになったのがケリーファーバッグなんですね。
そして現在最新の公認ライセンス作品「Pave」が人気ですが
バッグを考案されるときのこだわりがあれば教えてください。

N:私がデザインするバッグは、見た目以上の収納力があります。
あと、レッスンする際になるべく宿題が少ないことや
作りやすさも大事なポイントです。
なるべくネットやテープを無駄にしないようにと考えてデザインしています。

K：デザインの素敵さだけはなく、使いやすいものであればなお嬉しいです！

「Kerry Fur Bag」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

ファーをどう取り付けるか悩んでいたあの頃からすでに4年の歳月が経過するのですね。
このインタビューが始まったお陰で、私自身もそれぞれの作品に向き合う時間が生まれ、
当時のことを思い出しては懐かしい気持ちになります。
年月は経っても不思議なことに、作品に古さを感じる事はありません。
『素敵なものはいつまでも素敵』『人気の作品はいつまでも人気』
秋冬を意識し始めた頃、必ずSNSで流行りだすケリーファーバッグ。
今年もすでに沢山の方が楽しんでくださるようです♪