毎週水曜日恒例の公認ライセンス作品のご紹介

⇒Norico先生インタビュー「公認ライセンス制度について」

30回目は「Ravioli/ラビオリ」です。

インタビュアーくれや（以下K):早いもので公認ライセンス作品のご紹介も30作品目になりました。
今回ご紹介させていただくラビオリは、編むタイプのボストンバッグです。
今までにないタイプのバッグですが、ラビオリを考案されるきっかけを教えてください。

考案者M先生（以下M)
きっかけはコロナ禍です。
レッスンが出来ない日が続いて時間が出来たので、その時間を利用して
何か作ろうと思いました。
たまたま手元に口金があったんです。
何を作ろうと思って買ったのかも忘れてしまいましたが。笑

K：レッスンしていると、まとまった時間がなかなか取れませんものね。
手元に合った口金から発想を得て、完成まではスムーズに進みました？

M:2本針で編むタイプなので、編むのは結構時間がかかるんですが
1週間で、いくつも作りました。

K:1週間でいくつも・・・・すごい！それは神業ですね。笑
いわゆる「フロー状態」だったんでしょうね。

M:こういうものを作りたいな！と思いついたら、すぐに形にしたいタイプなんです。
形にしてから、改良していきます。
レッスンにお越しくださる生徒さんに見ていただいて
ご意見を参考にさせていただいてます。

K:それはマーケティングリサーチです。笑
完成度が高いせいか、少し難しく見えてしまう作品ではないでしょうか？
でも、ほぼ4作品講師コースで学ぶ基本的な事だけですよね。

M:はい、そうですね。4作品講師コースの復習にもピッタリです。
ラビオリがきっかけで4作品コースを取得しますとご連絡をいただくこともあり
とても嬉しいです。
棒針編みがお得意な先生方は、同じ編み方なんですがテープの捻り方を工夫されて
くださっています。

K:初心者の方や4作品コースの課題以来、編むタイプをあまり作っていない方には
復習になり
お得意な方には、技術力アップになる作品ですね。
小ぶりで可愛いバックですが、収納力はどうでしょう？

M:大きいほうから順に、basic、small、small＋、petitの4サイズありますが
一番大きいbasicは、630mlのペットボトル、長財布、スマホ、ポーチ
を入れてもまだまだ余裕があります。

（その他のサイズはの収納量はこちらでご確認ください。）

K:見た目以上の収納力ですね！
ライセンスを取得すると、4サイズのレシピがいただけるのも嬉しいです。
ところで、先生とジュエリーバッグの出会いを教えていただけますか？

M:ハンドメイドが好きで、ずっと何かしらやっていたんですが
たまたま用事でメルヘンアートさまのショールームの近くに行ったので
ショールームに伺いました。
そこで、ミニバッグのキットがあったので購入しました。
3㎜テープは知ってて、何年か前に編むバッグを作ったことはあったんです。
ちょうど5㎜テープが出たタイミングでした。
帰宅して、ネットで検索してジュエリーバッグ協会を知りました。

K:すぐに資格を取得されたんですか？

M:それまでハンドメイドはずっとやっていましたが、飽きっぽくて
同じことをずっと続けていたわけではなかったんです。
何かひとつの事を続けることが出来ればいいな、と思っていたので
ジュエリーバッグ協会を知って、自分に投資するつもりで資格を取りました。

K:そうだったんですね！
ではすぐに教室を開かれたのですね？

M:いいえ、2016年に資格を取得しましたが
子供の受験があったので、受験が終わった2017年に教室を始めました。

K:資格を取得し教室を運営されていますが
教室運営は「仕事」だと私は思っています。
先生が「仕事」としての実感を得たのは、どんな場面ですか？

M:お友達や知り合いではない方が、ブログを見てレッスンに来てくださった時ですね。
「仕事」という実感と言うか、責任を感じたのはその時ですね。

K:最後に、今後の教室運営や先生のご活動を続けられる上での
目標や夢などがあれば教えていただけますか？

M:例えばどんな事でしょうか？

K:そうですね、例えばライセンス作品をもっとたくさん考案したい！とか？

M:ライセンス作品は教室のカラーが出せるものだと思います。
なので、私らしい作品が出来て、またライセンス作品にも挑戦できればいいな、
とは思います。
後は、コロナ禍が落ち着いたら、地域でイベントがしたいです。

K:イベントですか？

M:はい、以前からイベントを開催したり出展したりしていました。
同じ地域の先生方にも出ていただいて、地域でジュエリーバッグを盛り上げたいです。
まだジュエリーバッグを知らない地域の方たちに
知っていただく活動ができればいいな、と思っています。

K:それは素敵！ぜひ実現しますように。

「Ravioli」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

インタビュー内にもありますが、この作品がよもや基本技術だけで作ることが出来るとは。。。
それを知ったときはとても驚きました。
編み地の美しさが作品の美しさに反映される作品ではありますが、
ラメルヘンテープで編む場合は特に、テープの捻れはむしろ気にせず編む方が
トレンド感も出ますので、編み物初心者様にもおすすめの作品だと思います。

また、誰が作っても一定のクオリティに仕上げることが出来る作品は、
オーダーや販売にも向いていますので、
自宅や会場を準備してレッスンを開催することが難しい方でも、
このような働き方を目指して認定講師活動が可能です。

難易度は、デザイン性や完成度の高さによい意味で比例しないということが、
このラヴィオリでご理解いただけたと思います。
見た目に騙されず(笑)沢山のジュエリーバッグを楽しんでください♡