毎週水曜日恒例の公認ライセンス作品のご紹介

⇒Norico先生インタビュー「公認ライセンス制度について」

33回目は「chulo/チュロ」です。

インタビュアーくれや（以下K):先生の作品、インスタでよく見かけます！
Chuloご考案のきっかけを教えてください。

考案者N先生（以下N)：コロナ禍でしばらくレッスンを休んでいて、時間が出来たんです。
せっかくなので、やりたいことをやろう！と作り出したのがきっかけです。

K:コロナ禍が思いがけない時間を・・・なんですね。
どんなイメージで作り始められたんですか？

N:サイズ感でこういうのが欲しいな、と作り始めました。

K:すぐに今の形に落ち着いたんですか？

N:かなり時間はかかりました。
一つ作ると、ここはこういう風にすれば良かったな！という部分が出てきて
もう一つ作って、するとまた改善案が出てきて、また作って・・・
全て一から作ったので、けっきょく12個作りました。
それをライセンス作品として申請するまでに、また３つ作ったので
計15個です。

K:15個も！少なくとも14か所変更したってことですよね。
改善点はどういう部分ですか？

N:無理やり何とか合わせていたものを、ネットカットを工夫することできれいに収まったり
持ち手のテープの通し方も、色々考えて改善しました。

K:あくなき向上心ですね。
様々に工夫された中でも一番のポイントと言えばどこでしょうか？

N:持ち手のテープの処理です。
スッキリ美しく処理できました。

K:そもそもライセンス作品を目指して作られてたんですか？

N:いいえ全く！思いもしませんでした。
原型は、かなり前に出来ていたんです。
レッスンを受けたいとお申し込みくださる方が増えてきて、レッスンしていたんですが
ライセンス作品ではないので、特にレシピも作っていませんでした。
受けてくださった方から、レッスンしやすいようにライセンス作品にしてほしい
と、お声をいただいたのがきっかけで
そうか、、、他の方がレッスンをされるときには、レシピがあるといいのだと
その時初めて思ったんです。

K:それですぐにライセンス作品に？

N:そういうお声をいただいてからも、かなり悩みました。
chuloのレッスンを始めて、もうかなり時間がたっていましたし
今さらライセンスにって、どうなんだろう・・・と。

K:なるほど、すでにフリー作品でたくさんの方にレッスンをされていたんですね。

N:はい、なのでとても悩みましたが、たくさんの方に背中を押していただいて
ライセンス作品の仲間入りをさせていただけました。

K:ライセンス作品になったことで、何か変化はありますか？

N:変化と言うか、今までは自分の事しか考えてなかったんだな、と思いました。

K:と言いますと？

N:自分のその先のレッスンをされる先生方がいるわけで
ここにきてようやく、教える人の立場に立てたと言うのか・・・
自分の作品は自分で作ったものなので、もちろんお教えできますが
その先に、レッスンされる方がやりやすいように、と考えることができました。

K:それは、きっと大きな気づきと言うか収穫ですね。

N:今までは考えが及ばなかった部分でした。
自分以外の方もレッスンしやすいようにという目線があってこそ
作りやすさや、スッキリ収まるようにと改善できました。

K:chuloのレッスンを受けた方、レッスンされている方からのお声で
印象的なものがあれば教えてください。

N:初期のジュエリーバッグを思い出しました！というお声が、とても心にしみて
やる気をいただきました。

K:シンプルな材料とデザインで、ジュエリーバッグらしい作品ですよね。
他には何かありますか？

N:あとはレッスンをされるときに、レッスンお申込みからレッスンまでの時間が短い
のが嬉しいというお声もいただきます。

K:確かに、ネットとテープ、の他には最低限の材料ですね。
ところで先生とジュエリーバッグの出会いについてお聞かせいただけますか？

N:インスタで見かけて「一目ぼれ」です。
即レッスンに申し込みました。
ジュエリーバッグを作るのが楽しくて楽しくて、夢中になりました。

K:教室運営については、どのようにお考えですか？

N:自分自身がジュエリーバッグと出会って、日常を忘れるほどに楽しかったんです。
大げさですが「主婦も楽しんでいいんだ！」と思ったんです。
特に誰にも楽しむことを禁止されていたわけではありませんが・・・
きっと私のような方もいらっしゃると思います。
不満があるわけではなくても、特に変化のない日常を送っている。
そんな方がジュエリーバッグを知ることで、きっと毎日が楽しくなるんじゃないかな？
と感じたのが、私の教室の原点です。
大きな教室ではありませんが、そんな風に楽しさが伝わるといいなと思っています。

K:素敵な「原点」をお聞かせいただいて、ありがとうございます！

「chulo」についてAJB代表・Norico先生からメッセージ

『ジュエリーバッグ らしい』
この作品を初めて目にしたときの私の感想です。
4年前、ジュエリーバッグ レッスンをスタートした時の期待に
満ち溢れていた感覚を思い出しました。
基本の技術と考え方が作品の根幹に存在していて、更にそこに4年の経験が加わり、
進化と発展が反映されています。
誰もが完成度高く作ることができ、作りながらの学びが多く、
その学びは他の作品を作る時にも必ず役に立つ、そんな作品ではないでしょうか。

ジュエリーバッグ を初めて経験していただく方に、ぜひおすすめしたい作品の一つです。